M1チップ搭載・新型MacのAdobeアプリの動作状況は大丈夫か?/Photoshop、illustratorほか
こんにちは。イラストレーターのAkihisaです。
M1チップ搭載のMacBook ProとAir、そしてMac mini。
M1・Macの性能は?
みんなのレビューが気になるのと同時に、僕らイラストレーターやクリエイターにとって、日々の制作に欠かせない「Adobe」のアプリの動作状況はどうなのか?
調べてみました。
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M1チップのMacbookに好評価と賞賛の声
新型Macについては、レビューの多くが好評価です。
「速い」という意見が圧倒的に多くあるのは、頼もしいかぎりですね。
実際、計測データで、2020年春モデルのMacbook Pro 16インチと比べ、1.6倍速いとのデータもありました。
Final Cut Proの書き出しでは、4倍近い早さになっているというレビューもあります。
M1チップに最適化されたアプリはまだ少ない
Macが劇的に性能アップし、早くなったことは間違いないようです。
ただ、M1チップに最適化されたアプリはまだ少なく、とくにイラストを描くために使用するAdobeのアプリについては、Photoshop、illustratorのほかに、DTPのIn Design、映像編集のPremiere Pro、After Effects、Animate、Media Encoderなど、現在M1チップのネイティブ環境で動作するものはまだありません。
また今後、いつ正式にリリースされるかもわからないということが、Adobeからの公式発表が数日前にありました。
現状、Adobeのアプリを動かすには、「Roseta2」を介して利用する形になります。
Reseta2の変換処理のため、多少の時間がかかるようです。
ちなみにReseta2とは、M1チップに対応していないアプリを、擬似的に動かすことのできるアプリです。
普通、こういったものを介してアプリを動かす場合はかなり遅くなるのが通常ですが、いろいろとレビューを見る限りでは、Rosetta2でも問題なく動く、特別遅さは感じない、という声がほとんどでした。
「Reseta2」について詳しく知りたい方は、以下のサイトが参考になります。
Photoshopにはベータ版あり
Adobeのアプリケーションの中でも、Photoshopのみ、ネイティブ動作のベータ版が利用できます。
ただしあくまで「ベータ版」なので、Adobeの正式サポートはありません。
2021年には正式版をリリースするとの公式発表です。
Photoshopのベータ版は、Creative Cloudアプリから入手が可能です。
各アプリの、M1への対応を調べてみよう
新型Mac M1チップへの、アプリ対応状況がわかるサイトを紹介します。
当初は英語版のみでしたが、12/1に日本語版のサイトも公開されました。
317個のアプリ対応状況が掲載されています。
見ていくと、やはりAdobeアプリのほとんどは、ネイティブでは動作しません。
なぜか「Lightroom」だけはネイティブで動くようです。
ファンがないMacBook Air、排熱は心配ない?
ファンがないためとことん静かな沈黙MacBook Air。
MacBook Proにはファンがついており、Airにはない点を心配する声が発売前には多かったですが、レビューを読むと、問題ないという声がほとんどでした。
M1チップは、省電力が大きな売りのポイントでもあり、そのためバッテリー持続時間も倍近くに伸びまています。
省電力+新OS Big surの電力マネジメントが相互にうまく作用し、ファンがなくても高熱にならずにすんでいるようです。
意外と大きなポイントは「iPhone」、「iPad」アプリが使えること
今回の新MacBookでは「iPhone」、「iPad」のアプリが使えることが意外と大きなポイントかなと、僕は感じています。
持ち歩くことを前提として購入されるMacbook ProやAir。
1台でアプリがすべて使えるのは、iPhoneやiPadをわざわざ取り出さずにすんで便利ですね。
イラスト制作がiMacではなくMacbookになる日も近い?
とりあえず僕は、今のiMacがまだまだ頑張ってくれそうなので、購入はしばらく先にはなりそうですが、1年後、2年後の購入は視野に入れ始めてもいいのかなと思っています。
iMacではなく、Macbookのみでイラストを描く時も来るのだろうか?
そんな状況も、そう遠くなさそうです。
そうなれば、リビングでも、図書館でもカフェでもどこでも、場所や空間を選ばず仕事できるようになるなあと。
ただ、発売された新型は13インチ。
イラスト制作に使うには、やはり15〜16インチは欲しいところです。
そうじゃないとやはり、別途モニターが必要になりますね。
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
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