モデル末期の新型iMac。買うべきか、次期モデルを待つべきか?結論は……
こんにちは。イラストレーターのAkihisaです。
少し前になりますが、Apple「iMac」27インチモデルの新型が発売になりました。
外見はこれまでと同じ筐体のままで、あまり変化が感じられない。
小さなアップデートのように見えますが、実は大きな性能向上、そして価格もそれまでと比べるとかなり割安になっています。
僕がイラスト制作に使っているiMacは6年目に入り、まだ十分使えてはいるのですが、時々動きが不安定、意味不明な挙動をすることもあり、じゃっかんもったりと重くなってきたこともあって、そろそろ次のiMacの検討を始めたところでした。
今のタイミングでこの新型iMacを買うべきかどうか?
考えてみました。
高性能で割安になった新型 iMac
今回の新型iMacは、より高速なプロセッサ、グラフィックス、大きくなったメモリとSSDストレージ、強化されたオーディオやビデオ機能、リモートワークの普及に合わせたカメラ性能の向上、美しいRetina 5Kディスプレイなど、実はなかなかの性能アップをしています。
それでも価格は据え置き。
というよりも、性能を考えれば、それまでのiMacよりも値段が下がったと言えます。
オプションとして、「Core i9」10コアが選べるようになったほか、グラフィックス(GPU)はRadeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6メモリ搭載)が選ぶことが可能になっています。
実際にそこまですれば、どんな映像編集も音楽編集も、高負荷アプリの同時立ち上げもなんでも来いの、モンスター級のマシンが誕生します。
CPU、GPUの高性能化に合わせて、ストレージは全モデルがSSDになり、読み書きの速度が劇的に向上しました。
こちらは最大8TBまで選べますが、さすがにそこまで必要ないかと思います。
(標準の512SSDを8TBに変更した場合、+240,000円 個人でそこまでする人っているんだろうか?)
ちなみに、今回のモデルチェンジは27インチモデルのみで、21インチは据え置きです。
果たしてこのiMacは買いなのか?
かなり大きな性能アップなのに、価格は以前よりもじゃっかん安くなっている今回の新型iMac。
超お買い得といってもいい内容と思われますが、果たしてこのiMacは「買い」なのでしょうか?
この検討は、皆さんにも共通する判断のポイントになると思いますので、検討材料となるカードをテーブルに並べながら、考えてみたいと思います。
モデル末期のインテルiMac
新型とは言え、最終処分に突入しはじめたiMac
6月のイベントでAppleより公式発表があり、年末発売予定の新Macには、Appleが開発したCPU「Apple Silicon」が搭載されることが明らかになりました。
また今後は、「Silicon」ベースのMac用に開発された新しいOS「Big Sur」のリリースも控えています。
現在のインテルiMacは、はっきりとモデル末期で、これまでのiMacの歴史から見ても、大きな変化の時期が近づいています。
これまでMacは、PowerPC、Mac OS X、Intel CPUと、大きな変化を遂げてきましが、「Apple Silicon」が採用されることは、これまで以上の歴史的大変化と言えそうです。
インテル iMacはまだしばらく現役。あと2年は現行iMac?
1年後、再度IntelのiMac新型が発売される可能性もある
Apple Silicon搭載のMacが発売されても、すぐにインテルMacが販売終了になるわけではありません。
公式発表では、今後2年でIntel CPUから Apple Siliconへ移行するとしています。
完全移行されるのは、主要な周辺機器のドライバ、アプリケーションの動作環境が対応するスケジュールと合わせて行われます。
この「2年」が短縮される可能性はありますが、まだ少し先のことであり、完全silicon化の前に、もう一度iMacがアップデート、新型が発売される可能性、も十分にあります。
過渡期だからこそ、高性能機が安く手に入るチャンス
今回発売されたiMacの新型は、これまでのものと比べても、スペックを考えればかなり割安です。
これは、モデル末期だからこそ出来ることで、基本躯体などすでに開発済みのものを活用し、あらたな費用をかけずに済むことで、低価格ながらも高性能な内容を盛り込めた、とも言えます。
その点では、今回のiMacはとてもお買い得と言えます。
Photoshopやillustratorといったクリエイティブ系のソフトが、数年のうちに現在のIntel iMacに対応しなくなるとは考えられませんし、Silicon iMacを購入するにしても、どのレベルのCPU、メモリ、グラフィックをチョイスするのかによって、当然のことながら、Silicon iMacの性能、値段が変わってきます。
あまりに早く新型を導入した場合、現在の環境で不具合が起きる心配もやはりあります。
とくに、今自分が持っている周辺機器が古い場合は、ドライバなどが対応してくれない場合も大いにありえるからです。
新OSを導入して後悔してしまうケースが往々にしてあるように、人によっては急いでSiliconを導入しない、という判断も必要になってきます。
結論:新型 iMac 「買い」でいいと思います
モデル末期のインテルiMacですが、こうして書きながら考えてきて、僕的には「買い」でいいんじゃないかという結論です。
今使っているMacがまだまだ十分使えるのであれば、もう少し様子を見てみるのもいいと思いますが、じゃっかんモタついてきた、挙動がおかしい、マシンのスピードをもっと上げて作業を効率化したい、あるいは、リモートワークに対応するために、とりあえずいいMacが欲しい、ということなら、ぜんぜん買いでOKだと思います。
「silicon」がまだまだ未知数の中、実際にいつまで待てばいいのか?わかりませんし、少なくともすぐではありません。
すでに確立した安心感のある動作環境であることも大きなアドバンテージだと思いますし、新型iMacならそれをすぐに利用することが出来ます。
というわけで、次回の記事では、もし僕が現行iMacを買うなら、どんなオプションをつけるか、カスタマイズをするか?、シミュレーションしてみたいと思います。
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
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