こんにちは。イラストレーターのAkihisaです。
iPhone12 Pro、先日の接写テストに続いて、今回は望遠レンズをテストしてみました。
愛機の一眼レフ「Canon 6D」に、300mm望遠レンズをつけて撮影したものとの比較です。
今回は、うちの庭先から見える中央アルプスを撮影してみます。
まずiPhone12 Proの超広角レンズで撮影
広角とズーム時の比較がわかるように、まずiPhone12 Proの超広角レンズで撮影をしました。
この場所から、どこまでズームできるか撮ってみます。
撮影の基本設定/レンズの切り替え方
iPhone 12 Proでは、ファインダーに表示される「.5」「1x」「2」のボタンをタップして、倍率を切り替えます。
「.5」は超広角レンズ、「1」は広角レンズ、「2」は望遠レンズです。
「2」の望遠レンズは、iPhone12 Pro、Pro Maxについている三つ目のレンズ。
一番下、3つ目のレンズが望遠です。Proは光学2倍(デジタル10倍)ズームですが、Pro Maxは光学2.5倍(デジタル12倍)ズームです。
「Canon 6D」70-300mmレンズを装着
「Canon 6D」にTamron70-300mmレンズを装着したところです。
iPhoneで撮影したのと同じ場所から、まずは70mmで撮影。
iPhone 12 Pro 望遠「デジタル10倍ズーム」と一眼レフ300mmレンズの比較
iPhone 12 Pro デジタル10倍ズーム
デジタルズームを最大の10倍にすることで、同じ場所からでも、ここまで望遠撮影できました。
ただ、あくまでデジタルズームのため、画質は非常に荒くなっています。
デジタルズームとは?
撮影する画像を、元の画像の縦横比に合わせて切り取って拡大することです。
あくまで一部を電子的に切り取っている(「トリミング」している)だけで、解像度は高くなりません。
Photoshopなどの画像編集ソフトで拡大、トリミングしているのと同じです。
光学ズームとは?
実際にレンズを動かして、写します。
解像度はそのままで、拡大しても綺麗です。遠くの細かなものまで鮮明に写ります。
デメリットとしては、レンズが大きく、高価になること。
今回iPhone 12 Proは光学2倍(52mm)、Pro maxは2.5倍(65mm)ですが、スマホに搭載する望遠レンズとして、大きさはこれが精一杯だったということでしょう。
iPhone12 Pro、デジタルズームの撮影画面です。
画面をピンチアウトして、デジタルズーム「10x」最大10倍まで可能です(Pro Maxは最大12倍)。
※ピンチアウト:2本の指で画面をつまむように抑えて、指を離していく画面拡大操作
「Canon 6D」300mmレンズで撮影
一見、iPhoneの方が寄れているように見えますが、実はCanon 6Dの方がもう少し寄れています。
Canon 6Dはデジタルズームではなく、レンズ自体が300mmの光学ズーム。
さすがに細かくきれいに撮れています。
拡大して画質の違いを確認
拡大してみると画質の違いがよくわかります。
iPhoneはデジタルズームのため激しく荒くなっています。
細かなディテールは消えてしまい、ぼやけています。
iPhone 12 Pro の写真を拡大
荒く、絵筆で描いたようになっています。
Canon 6D の写真を拡大
詳細に美しく撮れています。
比較してみて
iPhoneのデジタルズーム10倍と、一眼レフの光学300mmレンズを、画質的に比べることに意味はないのですが、デジタルズームとはいえ、まずはここまで寄れるということには驚きました。
実際に写してみて、300mmレンズと同程度まで寄れたのはすごいと思います。
重たくて大きい一眼レフは確かに美しく撮れますが、持ち歩く機会はそう多くないし、ポケットに入る小さなiPhoneで、これだけズームしたスナップチャンスを狙えるのはすごいことですね。
iPhone Pro12とPro Maxのカメラの違い
Pro とPro Maxを比べると、Pro Maxの方が全体的にじゃっかん高性能になっています。
価格的なことも考えて、僕にはそこまで必要ないかなと思いProの方を選びましたが。
サイズとしても、Proの方がコンパクトでいいかなと思いました。
Pro Maxは、カメラのセンサーがより大きく、望遠レンズだけでなく、超広角の範囲も広くなっています。
実機がないので試せませんが、iPhoneのカメラにとことんこだわりたい人にはPro Maxがオススメです。
iPhone12と12 miniと、iPhone12 ProとPro Max、望遠レンズの有無が一番の違いですが、もう一つ、ProとPro MaxにはLiDARスキャナ機能がついている点が大きな違いです。
これは、空間認識するセンサーで、暗い場所でも素早くピントを合わせられるようになっています。
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
→ 「iPhone12 Pro」と一眼レフ「Canon6D」の接写を比較してみました
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