4/30注文受付開始・5月下旬販売/M1チップ搭載・新型iMac24インチ/「買い」か「様子見」か?
こんにちは。イラストレーターのAkihisaです。
2021年4月20日(日本時間では4/21 午前2時)にM1チップ搭載の新型iMac24インチが発表されました。
注文は4月30日から、発売は5月後半からです。
僕らのようなイラストレーター含め、高スペックなマシンを必要とするクリエイターにとって、今回の新型iMacは買いなのでしょうか?
魅力をまとめてみます。
iMac、変化の流れ
iMacは、Appleが窮地に陥っていた90年代後半、スティーブ・ジョブズ復帰後に発表されたディスプレイ一体型のデスクトップパソコンです。
2005年にはPowerPCからIntelチップに移行し、ボディもアルミニウム素材へと変更されました。
2012年以降は薄型化が進み、現在のデザインになってから約9年が経ちます。
2020年11月に、アップル独自のM1チップを搭載したMacBook Air、Macbook Pro 13インチ、Mac miniが発売されました。
そして今回は、いよいよiMac24インチにM1チップが搭載されます。
iMacが登場して以来、20数年の歴史の中でも、大きな変化ポイントと言えます。
カラーは7色から選べるようになりました。
コロナ禍で生まれたカラフルなiMac /7色から選べるようになった
7コアのモデルか、8コアのモデルかにより違いますが、7コアGPUのM1チップを搭載するモデルはブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色から、8コアGPUのM1チップを搭載するモデルは、イエロー、オレンジ、パープルから、合計7色から選択できるようになりました。
2020年以降、世界の状況を一変させたコロナ禍。その試練は今も続いています。
失業、リモートワーク、イベントの自粛。
飲食店の営業時間制限や、学校生活の活動制限など。
生活スタイルの変化を余儀なくされる状況の中で、デザインのトレンドも変化しています。
抑圧された状況下で、気持ちを明るくしてくれる色、彩度の高いカラフルな色がよく使われるようになりなりました。
今回採用されたiMacの7色にも、コロナ禍で在宅でパソコンを使用する機会が増えていること、時代が「元気をくれるカラー」を求めていることが影響していると考えられます。
新型iMac 24インチの性能
2020年11月に発表のMacBook Air、MacBook Pro 13インチと同じ、アップル独自の「 M1」チップを搭載。
従来の21.5インチiMacに比べ、CPUの処理速度は最大85%、グラフィックス性能は最大2倍高速化。 一部のiPhoneアプリやiPadアプリもmacOS上で使用できます。
メモリーは標準で8GB。
オプションで、ストレージは最大2TB、メモリーは最大16GBまで選択可能です。
M1チップとmacOS Big Surにより、アプリもスピーディに起動。
4Kビデオの編集や、解像度の高い画像処理なども、高速に作業できるとされています。
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薄さと軽さがすごい新型iMac
今回のiMacの大きな特徴は、M1チップ搭載に合わせて、デザインが大きく刷新されたことです。
厚みはわずか11.5mm。
MacBook Airの厚さ16.1mmより5mmも薄くなっています。
これまではアルミニウムボディーのシルバー1色でしたが、前述のように7色から選べるようになったことも大きな変化です。
そして重さはなんと、4.46kgという軽さ。
デスクトップパソコンでありながら、少し前のノートパソコン並みの重量です。
家の中でも移動が簡単です。
普段は仕事部屋で使っているiMacを、時には気分転換にリビングで使ってみたり、キッチンで使ってみたり、ということも楽しめそうです。
優れたスピーカー・システム
従来、デスクトップパソコンで良いサウンドを聴くには別売のスピーカーを接続することが常でした。
今回のiMacには、不要な振動を消すフォースキャンセリングウーハー2組を備える6スピーカーシステムが内蔵されています。
空間オーディオにも対応し、重厚で細やかなサウンドで映画や音楽を楽しむことができます。
大きく進化したカメラシステムとマイク
「1080p FaceTime HDカメラ」は、解像度が2倍になり、画質が大幅にアップしています。
マイクは、スタジオ品質の3マイクアレイ。
ハウリングを抑え、周囲のノイズを取り除くサポートもされるため、より高品質なビデオ通話が出来るようになりました。
曲作り、音声録音などでも活躍します。
クリエイターにはじゃっかん物足りない?
評価の高いM1チップで高性能化されたことはもちろん、魅力なのは、6スピーカーのシステムと、進化したカメラ、マイクの性能ですね。
ただ今回発表されたiMacは、スペックを見る限り、昨年11月発売のMacbook Air、Macbook Pro 13インチとそう変わらない?という感じもします。
だとすれば、iMac 24インチよりも、Macbook Airの方が価格的にも、使い勝手的にも有利?という印象を個人的には受けました。
メモリは16GBまで、ストレージは2TBまでオプションで選べる、という点でも、Macbook Airと今回のiMac24インチは同じだからです。
イラスト制作など、クリエイターが使い倒すマシンとしては、あともう一歩かな?というのが僕の印象です。
とくに、メモリをオプションで16GBまでしか積めないというのが、一番のネックかなと。
現在僕が使用しているインテルiMacはメモリ32GBに増設していますが、少なくともそれと同じか、できれば64GB載せてみたい、という夢もあります。
モニターはやはり27インチ以上は欲しいところですね。
30〜32インチのiMacに期待?
M1チップの高性能版「M1 Xチップ」を搭載したiMacの登場が、早ければ2021年内にあるだろうという噂もあります。
「M1 Xチップ」を搭載した新型iMacは、30〜32インチの大型ディスプレイになるだろうという噂も。
「M1」チップ搭載の初号機であるMacbook Air、Macbook Pro 13インチ、そして今回発表のiMac 24インチは、いわばライトユーザー向け、ミドルレンジ・モデルと言えます。本格的なプロ仕様、ハイエンドなMacは、必ず近いうちに登場するはずです。
新型iMac 24インチ、十分魅力的ではありますがーー 僕としては、「30〜32インチ iMac」こちらを待ちたいと思っています。
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
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