こんにちは。イラストレーターのAkihisaです。
今まで描いてきた作品のタッチとは少し違う、シンプルなタッチのイラストを、ここ一ヶ月ぐらい暇さえあれば練習しています。
シンプルで、描きたいことの本質がちゃんと表現されていて、よりダイレクトに伝わるもの。
そんなタッチはないかなあと。
でもなかなか答えは見つかりません。
一ヶ月やってみても、「これ」という納得のいく答えがまだ見えずにいます。
手の込んだ細かいものはたしかに面白い
手の込んだ、細かくて手間のかかるものを、もともとわりと好んで描いてきました。
それは子供がパーツの多いプラモデルやジグソーパズルを面白がるみたいなもので、構成する要素が細かくて多いものは、本能的に面白がれちゃうところがあります。
なにか大きなものを作ってみたいという、わくわくする気持ちは、誰でも抱くと思うんですね。
そういうものを指向していくのは、それはそれでいいと思うんですが、同時にシンプルなものの良さというのも、経験を重ねるにつれて、感じるようになってきました。
料理でも、素材にほとんど手を加えない、塩だけとか、ちょっ焼くだけとか、そういうシンプルなものの方が、よほど美味しかったりすることがありますよね。
思い切り手の込んだものと、その反対側にある極力シンプルなもの。
両極と、その中間にあるもの、どれもそれぞれの良さがあります。
それぞれの部分で、自分なりに納得のいくスタイル、タッチを探していきたいなと思っています。
基本はシンプルに考えて、無駄なものをなくしていく
手の込んだ料理やイラストというのは、いろいろ付け足して、太らせていくことによって、ごまかせちゃう部分もあります。
シンプルなものというのは、ごまかしがききません。
基本的には、まずシンプルにものを考えて、無駄なものを極力省いていくという姿勢が、やはり大事だなと思います。
でも逆に、それは難しいんですね。
ちゃんと本質に目を向けて考えないと、シンプルないい形って、見つからないからだと思います。
イラストに、色をつけてみた状態です。
上半身だけ掲載していますが、完成形は全身です。
赤ちゃんのベビーカーを押している親子3人のシーンになる予定です。
シンプルに描こうとすることは、簡単なようで本当に難しいなと思います。
今回のイラストは、慣れたやり方なら、そんなに時間がかかかるはずないないんですけどね。
細かく描くときの何倍も時間がかかっています。
今までとは少し違う、自分なりのシンプルなスタイルを、もう少し時間をかけて模索してみたいと思います。
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
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