多くの養分を吸収するには根のまわりに十分な酸素が必要
有機栽培で野菜つくりをすると、化成栽培と比べはるかに高栄養な作物の多収穫が実現します。
その理由は、土づくりがしっかり行われ、根がよく張り、多くの肥料分を吸収するから。
根が広く深く、大きく育てば、それに比例して、地上部の葉も実も大きく、多収穫に育つからです。
BLOFの有機栽培で行うのは、自然界で行われれていることを、作物の生理に合わせてより効率的に手助けすることです。
多くの有機質資材を投入するため、作物はより成長しやすくなるぶん、多くの仕事をこなすようになります。
投入したチッソやミネラルがスムーズに吸収されるために、なにより大切なベースとなるのは根の呼吸です。
根が呼吸できなければ、養分を吸収するエネルギーをつくることが出来ません。
そのためには、土の団粒構造が発達し(ふかふかで根が張りやすく、通気性が良く、保水性、排水性ともに良いこと)、根まわりに十分な酸素があることが重要です。
団粒が出来ていないとチッソ優先になる
団粒構造が十分に発達していないと、下層の土に酸素が十分に行き渡らないため、根は上根になります。
ミネラルは、根が伸びて、根毛が出てはじめて吸収されます。
根が広く深く張っているほど、作物はより広い範囲のミネラルを吸収できます。
しかし上根になっていると、根は狭い範囲のミネラルしか吸収できません。
これに対し、水に溶けて移動しやすいチッソは吸収されやすいため、チッソ優先の生育になります。
そうなると、作物は病害虫に弱くなり、作物の品質、味も落としてしまうことになります。
根がしっかり呼吸できることが、元気で美味しい野菜つくりの基本中の基本なのです。
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