【初心者向け】ゴボウの育て方/生育の特徴と必要な肥料

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【初心者向け】ゴボウの育て方/生育の特徴と必要な肥料

ミニ品種、プランター栽培がオススメ

こんにちは。三澤です。

通常のゴボウは長さ70㎝から1mに育ち、そのぶん土を深く耕す必要があります。
非常に長く育つので、収穫時も折れやすくて大変。

家庭菜園でのオススメはミニ品種のゴボウです。
長さ35㎝から45㎝ほどで、深型のプランターで手軽に栽培できます。

プランターで育てるミニゴボウ

プランターで育てるミニゴボウ

ゴボウの生育適温は20〜25℃。
基本は春まきですが、ハウスやトンネルで保温して栽培する冬越し栽培も可能です。




ゴボウ 栽培の基本データ

科名 キク科
食用部分
病害虫 アブラムシ、ヨトウムシ、ネキリムシ、ネコブセンチュウ、黒斑病、うどんこ病など
発芽適温 20〜25℃
生育適温 20〜25℃
土壌酸度(pH) 6.0〜6.5

ゴボウ 栽培の基本

種は好光性のため、覆土は薄くします。土をかけて手でぎゅっとおさえた時の厚さ5ミリ程度。
芽が出てしまえば、栽培に手間はかかりません。

通常のゴボウは種まき後130日〜150日ほどで収穫ですが、ミニ品種なら75〜100日程度で収穫できます。
栽培期間が1ヶ月以上短く、柔らかく独特の香りと甘みがあり、サラダで生食もできます。

ゴボウの栽培で大切なのは初期生育。
初期の肥効をしっかり効かせることが、その後の生育を大きく左右します。
初期からいかに大きく厚い葉を展開できるか、枚数を確保できるかで、光合成も活発になり、それにより根も肥大します。

とにかく水はけの良い畑が大切

ゴボウの原産地はヨーロッパ、シベリア、中国などの北部で、水はけが良い乾燥地帯です。
良いゴボウ栽培には、なにより水はけの良さが大切。

乾燥した地域原産のゴボウは、自分で水分を求めて、地下深くまで伸びていきます。
露地栽培なら、水やりは基本ほとんど不要。
よほど乾いたら与える程度です。

ゴボウの肥料

肥料を与える場所は深すぎないように

ゴボウの根が肥料を吸収するのは、地表から20㎝くらいに張る吸収根です。
根を深く張るからといって、深いところに肥料を与えても吸収できません。

逆に、深いところに肥料を与えると、根傷みや岐枝などが発生しやすくなり、傷んだ場所から根腐れ、センチュウ被害などが起きやすくなります。

必要な元肥量の目安(1m2あたり)

アミノ酸肥料(チッソ率7%の場合)

126g

中熟堆肥(C/N比23) 土をふかふかに

1,000g

牛糞堆肥(チッソ率2.2%の場合)長く効くチッソを供給

800g

ミネラル肥料(BLOF資材)
  • ナチュラルカルシウム(牡蠣殻石灰)/200g
  • ナチュラルマグネシウム/90g
    (またはブルーマグ/126g)
  • ナチュラルクワトロネオ/30g ※鉄・マンガン・亜鉛・銅・ホウ素を含んだ複合資材

必要な追肥量の目安(1m2あたり)

アミノ酸肥料の追肥量(チッソ率7%の場合)

30g

ミネラル肥料の追肥量(BLOF資材)
  • ナチュラルカルシウム(牡蠣殻石灰)/20g
  • ナチュラルマグネシウム/30g
  • ナチュラルクワトロネオ/20g ※鉄・マンガン・亜鉛・銅・ホウ素を含んだ複合資材

ゴボウの病害虫

ゴボウの被害で特に大きいのはセンチュウです。

土の中で育つゴボウは、土壌病害虫の被害にも遭いやすいため、太陽熱養生処理を行って種まきすることが効果的です。
ゴボウを連作すると必ずと言っていいほど土壌病害の被害に遭うため、「4〜5年はあけること」と言われます。
しかし、しっかりと太陽熱養生処理ができれば、連作も可能になります。

太陽熱養生処理については、拙著「BLOF理論で有機菜園」で詳しく紹介しているので参考にしてください。

『BLOF理論で有機菜園 〜初めてでもうまくいくしくみ〜 』三澤明久 著/小祝政明 監修

そのほか、ゴボウの病害虫では、黒斑細菌病やうどんこ病、アブラムシの大発生などが問題になることがあります。
基本は、ミネラル肥料を過不足なく与え、健康な生育にすること。
とくにアブラムシやうどんこ病は、十分なミネラルを効かせることで、発生を防ぐことができます。

未熟な有機物は絶対入れない

畑に未熟な有機物があると、又根や病気の原因になります。
堆肥や肥料など、未分解の有機物を入れることは厳禁です。

未熟な有機物が多い畑では、センチュウの被害も出やすくなります。

収穫が遅れると「す」が入る

す(空洞)入りは、小さく細かな隙間ができて、中がスカスカになる細胞の老化現象。
収穫が遅れると「す」が入りやすくなるので、収穫適期を逃さないようにしましょう。

太さ1㎝くらいになったら、順次収穫していきます。

間引き菜も美味しい

ミニゴボウの間引き菜

ゴボウの間引きなは、小さくてもしっかりゴボウの香りがします。
細い根だけでなく、茎や葉と一緒に、炒めものなどにすると、柔らかく独特の味があり、美味しく食べられます。

ゴボウを食べるのは日本だけ

なお、日本を食用としているのは、世界の中でも日本だけと言われ、ほとんどは薬用とされているようです。
つまり、それだけ効能が高い野菜。

ゴボウは繊維質を豊富に含み、腸内環境の改善、便秘の解消や、コレステロールの低下、老廃物の排出作用など、最近の健康志向の高まりの中で注目を集めている野菜です。

一見、家庭栽培での栽培は難しいと思われがちなゴボウですが、ミニゴボウならプランターで手軽に栽培できます。
肥料の量を守れば、ほとんど放ったらかしでも育てられます。
初心者でも決して難しくありません。良いゴボウが栽培できます。

それではまた。

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