【初心者向け】キャベツの育て方/生育の特徴と必要な肥料

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【初心者向け】キャベツの育て方/生育の特徴と必要な肥料

三大結球野菜の1つ/うまく結球させるには初期生育が大切

こんにちは。三澤です。

ハクサイ、レタスと並び、三大結球野菜の一つ、キャベツ。
原産地は、地中海沿岸からヨーロッパととされ、紀元前2,500年頃には栽培されていたという記録があります。
日本で栽培されるようになったのは明治時代以降。

BLOFの栽培なら、最初に土づくりをしっかり行い、必要な元肥を与えれば、あとはほぼ放ったらかしで育ちます。
初心者でも決して難しくありません。
『BLOF理論で有機菜園 〜初めてでもうまくいくしくみ〜 』三澤明久 著/小祝政明 監修

結球しないという悩みがよく聞かれますが、ポイントは初期生育をいかに良く出来るか、結球が始まる時期までに、いかに大きな外葉を確保できるかです。



キャベツ 栽培の基本データ

科名 アブラナ科
食用部分
病害虫 アオムシ、コナガ、アブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジ、根こぶ病、べと病など
発芽適温 15〜30℃
生育適温 15〜20℃
土壌酸度(pH) 6.0〜6.5

ハクサイとの共通点が多い

キャベツの栽培方法は、白菜とほぼ同じです。
初期生育を良くし、結球が始まるまでにいかに葉の枚数を多く取れるか、厚く大きな外葉を作れるかで、出来る玉のサイズが決まります。
ハクサイとキャベツが大きく異なるのは、株間の考え方。

キャベツの株間は、密植気味で葉が触れ合うぐらい(35〜40㎝)の方が生育が良く、逆にハクサイは株間を広くした方が(45〜50㎝)よく育ちます。
以下の記事と合わせて参考にしてください。

キャベツ 栽培の肥料

キャベツの肥料の与え方の狙いは、ハクサイと同じです。
まず初期にチッソをしっかり効かせて葉を大きく充実させること。
そして結球が始まる頃には、チッソは育を維持する程度に切らせていくことです。

BLOFの有機栽培では、キャベツは元肥のみで、基本追肥は行いません。
必要以上にチッソを与えないのは、収穫する結球部へ炭水化物の蓄積を促進するためです。

この時期にチッソの肥効がずれ込むと、本来は内側に巻いて締まっていくはずの葉が伸びて締まりが悪くなり、結球しないこともあります。
また、チッソ過剰では味を落とし、日持ちも悪くなります。

必要な元肥量の目安(1m2あたり)

アミノ酸肥料(チッソ率7%の場合)

171g

中熟堆肥(C/N比23) 土をふかふかに

1,000g

牛糞堆肥(チッソ率2.2%の場合)長く効くチッソを供給

1,200g

ミネラル肥料(BLOF資材)
  • ナチュラルカルシウム(牡蠣殻石灰)/200g
  • ナチュラルマグネシウム/90g
    (またはブルーマグ/126g)
  • ナチュラルクワトロネオ/30g ※鉄・マンガン・亜鉛・銅・ホウ素を含んだ複合資材

必要な追肥量の目安(1m2あたり)

アミノ酸肥料の追肥量(チッソ率7%の場合)

※ キャベツでは基本追肥は行いません

※ キャベツでは基本追肥は行いませんが、肥料分の流れやすい砂質土の場合は、生育の様子を見ながら追肥を行うこともあります。

栽培時期

キャベツの栽培時期は、春どりキャベツ、夏・秋どりキャベツ、晩秋・冬どりキャベツの、大きく3つの作型があります。
作りやすいのは晩秋どりです。

秋は害虫の被害が少なくなる時期なので、最初の土づくりとミネラル施肥がしっかり出来ていれば、初心者でも防虫ネットなし、化学消毒や農薬なしでも十分栽培が可能です。

キャベツのミネラル

キャベツは、栽培中ずっと、ミネラルをしっかり効かせて切らさないことが大切です。
ミネラルが切れると、病気や害虫の被害にも遭いやすくなります。

キャベツで重要なミネラルは、マグネシウム、マンガン、カルシウム、鉄、そのほか、ホウ素、銅など。
つねにミネラルが十分効いて、病害虫に強いカラダが維持されるように、「ミネラル先行、チッソは後から」の基本を守ることが、玉が大きく、味が良く、虫食い穴のないキャベツを栽培する秘訣です。

キャベツの病害虫対策

アブラナ科の野菜は、病害虫の被害が多く、また連作障害も出やすい野菜です。
とくに注意したいのは「根こぶ病」です。
根こぶ病は土壌伝染性で、根に大きなコブが出来て生長しなくなり、ひどい場合は枯れてしまいます。

これを防ぐためには、アブラナ科の野菜は2〜3年は同じ場所で栽培しない、「連作を避けること」と一般的に言われます。
しかし、アブラナ科に限らず、限られた狭いスペース栽培する家庭菜園では、連作は宿命とも言えます。連作を完全に避けることは、現実的には難しいものです。

これを解決し、何年でも連作を可能にする技、それがBLOFの太陽熱養生処理です。

害虫の被害がもっとも多いキャベツ

さまざまな野菜の中でも、キャベツはもっとも害虫の被害が多い野菜です。
とくに、アオムシの被害は甚大で、無防備な状態ではあっというまに穴だらけにされ、気づけば葉脈しか残らなくなります。
生育初期に葉を食べられてしまえば、光合成も出来なくなり、それ以上大きくなることもできません。

このため、キャベツでは、化学消毒や農薬、防虫ネットが欠かせないというのが一般的な栽培方法です。
しかしBLOFで栽培すると、消毒も農薬も、ネットもせずに、ほとんど葉に穴が空かないという、普通考えられないことが起こります。

その秘密は、光合成で作られる炭水化物をいかに余らせ、「クチクラ層」を作る生育に持っていけるかにあります。

キャベツの玉割れ防止

春蒔き・夏収穫のキャベツでは、収穫時期に入ってから玉割れ(裂玉)が起きることがあります。
これは、乾燥が続いたあとで急に雨が降り、大量に水を吸い込んだ場合などに起こりやすくなります。

土の渇き過ぎには常に注意して、適度な水やりを欠かさないようにすることで、玉割れを防ぐことが出来ます。

酢で蒸れるのを防ぐ

キャベツは、日中の気温が25℃以上になると、結球した内部の温度が上がって蒸れ、中が腐ってしまうことがあります。

これを防ぐには、温度が上がりそうな日の朝、食酢を100〜150倍希釈で散布することが効果的です。

とり遅れに注意しよう

収穫適期を過ぎていつまでも畑に置いておくと、味を落とすだけでなく、結球が進みすぎて裂球(玉が割れる)してしまいます。
玉の上から手で触ってみて、硬く締まっていたら収穫どき。

とり遅れに注意して、適期になったら早めに収穫しましょう。

それではまた。

http://akihisasawada.com/wp-content/uploads/2021/01/02_iof281_i149_03-300x300.jpg
AkihisaSawada

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