野菜に合ったプランターの種類・サイズを選ぼう
こんにちは。三澤です。
見た目の好き嫌いだけではなく、育てたい野菜の特徴に合わせてプランターの種類やサイズを選ぶことが、ベランダ菜園で野菜をよく育てる近道です。
素材のメリット、デメリット
プランターの素材には大きく3つ、プラスチック、素焼き、木製があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
プラスチック
価格が安いことが最大の選択基準になることが多いプラスチック製。
軽くて扱いやすいのが特徴です。
欠点はずばりデザイン性があまりよくない(おしゃれじゃない)こと。
土が乾きにくく水もちが良いのはメリットですが、通気性が悪く蒸れやすくのはデメリットです。
外気温に影響されやすいため、夏場は中が熱くなりやすく、冬は冷えやすい、というデメリットがあります。
素焼き(テラコッタ)
デザイン性が良くオシャレなプランターや鉢が多いのが特徴。
ガーデニングと菜園を組み合わせても見た目が良く、人の目に触れる場所には最適です。
素焼きは表面から水分が蒸発するので、水はけ、通気性が良いのも大きなメリットです。
デメリットは重くて割れやすく、大きなサイズになると一人で移動させるのが困難なこと。
また、水はけ・通気性が良い反面、土が乾きやすいデメリットもあります。
時間が経つと、表面の汚れが目立つようになり、コケが生えることもあります。
木製
断熱性がよく、外気温に影響されにくい。中の温度が上がりにくいのは大きなメリットです。
軽く、通気性も良い。
デメリットとしては、劣化が早く、木が腐りやすいため、他のタイプより寿命が短いことです。
野菜の性格に合わせてプランターの大きさを選ぶ/コンテナ栽培
初めてのプランター栽培では、どんな大きさのものを買えばいいか迷ってしまうものですが、基本的に、上の図の4種類に大きく分けられます。多少の差はありますが、目安としてご覧ください。
プランター栽培では、野菜の性格や生育の仕方の特徴によって、適切なサイズを選ぶことがとても重要になります。
特に、トマトやナス、キュウリのように、枝を張り、背が高くなる野菜は、小さいプランターでは根が張れず、大きく育ちつことが出来ません。
ただ、小さなプランターでも、それなりのサイズに育てて楽しむことは出来ます。
小さいプランターだからトマトやナスがまったく育たないということはありません。
実のサイズや穫れる数は限定されてきますが、自宅のスペースに合わせて、どのくらいの生育を期待するかによってプランターサイズを決めましょう。
①小型サイズのプランター
容量6〜10ℓ。ベランダなど、小さなスペースでの栽培におすすめです。
栽培期間が短く、大きくならない葉菜タイプの野菜に適しています。
ベビーリーフ、ルッコラ、ハーブ類、レタスミックスなど。
②標準サイズのプランター
容量12〜20ℓ。栽培期間の短い野菜向け。
コマツナ、ホウレンソウ、ニラなどの葉菜類のほか、ラディッシュ、ミニニンジンなどの根菜類にも。
③大型サイズのプランター
容量30〜40ℓ以上。
トマトやナス、キュウリ、ピーマンなどの果菜類や、ハクサイ、キャベツ、ミニカボチャ、ミニ大根などに。
④深型サイズのプランター
容量25ℓ以上。
ジャガイモ、サトイモ、ニンジン、オクラ、ダイコンなどの他、トマト、ナス、キュウリなど高い支柱を設置するものに。
できるだけ容量の大きいものの方が、特に果菜タイプの野菜は良く育ちます。
株のサイズに合わせてプランターの横幅、深さを選びます。
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