(イラストNo.f011 クリスマスの夜、ソファに座りプレゼントを用意するドレスの女性/かわいい イラスト)
完成したイラストを自分でチェックしてみよう/3つのポイント
①画像の左右反転/②グレースケールへの変換/③色調補正
こんちには。イラストレーターのAkihisaです。
イラストを描き終えて「完成」にする前に、自分自身でチェックしてみたい項目を、今回は3つ紹介します。
仕上がりに近い段階になったら、グレースケールに変換してみる
彩色が進み、完成も間近。
よく描けたかなと思っても、グレースケールに変換してみると、全体の色合いのバランスの良し悪しがわかりやすくなります。
アプリケーションは、Photoshopを使用しています。
使用している色数が多めの時には特に、このチェックが役立ちます。
モノトーンにしてみることで、色やコントラストのバランスがわかりやすくなります。
いまいちメリハリがない、主題がはっきりしない、ぼんやりとした印象、などと感じたら、どの色を強くすればバランスが良くなるか、周囲のものと差をつければいいか検討しやすくなります。
本来、色彩の計画は最初に立てておくほうがいいのですが、ある程度描き進んだところで、一度この作業をしてみる最後の仕上げがぐっと良くなります。
画像を左右に反転してみる
一般的によくやることですが、画像を左右に反転してみると、絵の狂いが一発でわかります。
とくに、人物の顔、目、頭の形、プロポーション、そのバランスが狂っているとおかしな作品になります。
反転してみないとなかなか気づきにくいことなので、顔が描けたり、人物全体が描けたりといった、制作の途中途中で、何度か反転して確認してみるのがいいと思います。
○ アナログでも同じことをします
基本的で簡単なチェック方法ですが、僕は実は18歳の時まで、このやり方を知りませんでした。
当時はまだ、コンピュータで絵を描くということがなかった完全にアナログの時代です。
専門学校で知り合った友人に教えてもらって、実際に自分の絵をひっくり返して光に透かして見たら、あまりのデッサンの狂いに愕然とした記憶があります。
その時に大きなショックを受けて以来、描いたイラストは常に、必ず反転して確認するようにしています。
色味を変えて遊んでみる
最後は遊びを兼ねたチェックです。
グレースケールに変換したものを元に、色調補正の「カラーバランス」で、スライダーを自由に動かしてみます。
セピアカラーにしてみました。
もう少し、違う色も試してみます。
赤をもっと強くしてみました。
思わぬいい効果が見つかるとラッキーです
遊びでいろんな色のパターンやフィルターを試してみると、絵によっては、思わぬいい結果が生まれることがあります。そういうのが見つかるとラッキーですよね。
Photoshopやillustratorのフィルターや色調補正の機能を、仕上げの前にいろいろと試してみると、予期せぬ効果、思わぬういい雰囲気や演出が生まれることがあります。
次回以降の作品に使える方法が見つかる可能性大です。
遊びつつ、是非いろいろと試してみてください。
完成イラスト/イラストNo.f011 クリスマスの夜、ソファに座りプレゼントを用意するドレスの女性
それではまた。
イラストレーターAkihisaSawada
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