足を上げて腹筋運動_イラストレーターという職業/恋するイラストレーションNo.500

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◯ 足を上げて腹筋運動_イラストレーターという職業/恋するイラストレーションNo.500 エクササイズ,床に寝る,体操
足をあげて腹筋運動,体操,寝る,エクササイズ
恋するイラストレーションNo.500。
アメブロを始めたのが2009年の5月で、最近はこっちのサイトの方にイラストをupするようになったけれど、イラストNoはアメブロから引き継いで振っています。

そういうわけで今回のイラストで500本目。
仕事で描いたものの中には、わけあって掲載できないものもあるけれど、可能な限り載せているし、オリジナル作品はほぼすべて載せているので、描いたものはだいたい網羅していると思う。

僕は、アメブロを書き始めた当時はまだプロのイラストレーターではなかった。
趣味で描いているうちに、徐々に仕事が来るようになって、そのうち雑誌や本のイラストの依頼も来るようになった。
会社勤めとイラストの仕事、二足のわらじの状態を4年近く続けていた。
後半は寝る時間もどんどん減っていくし、体もボロボロな感じになるしで、とても両立が難しくなってしまったため独立を決めた。その時にはもう39歳だったし、その年で安定した会社勤めをやめて独立するというのは、我ながら無茶な試みだとも思ったけれど(ずいぶん悩んだ。二年ぐらい悩んだ)、とりあえず、今もまだなんとかフリーランスのイラストレーターとしてやっていけている。
独立からまだ3年半ちょっとで、これから先のことはまったく見当もつかないわけだけれど。

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昔なにかの本で読んだら、フリーで食べることの出来ているイラストレーターは、全体の1割にも満たないらしい。
「イラストレーター」と名乗り、プロとして雑誌や本で仕事をしている人でも、イラストだけで生計を立てられている人というのは、それだけ少ないということだった。

たしかに、イラストレーターというのは相手からの依頼を待つというのが主なスタンスなので、仕事がない時には本当に、本当になんにもない。
連載の仕事がいくつもあればいいのだけれど、とりあえず僕は、連載というのを持ったことはほとんどない。必要があれば声がかかる。でも、その多くは単発で終わってしまう仕事だ。だから、来月仕事があるのかどうかすら、わからないことが多い。

そんなんで、よく3年半もやってるよなと自分でもちょっとびっくりすることがある。
だって、誰かが仕事の声をかけてくれるなんて、本当に偶然のタイミングだけだと思うからだ。
そしてまだ三年半とはいえ、たいして貯金も多くなかった僕が、よくまだやっているよなと、奇跡みたいに感じることがある。
僕は、39歳の時に意を決してフリーになったわけだけど、とりあえず一年やってみて、もし仕事がなくて貯金が底をついてしまった場合は、いさぎよくまた別の勤め先を探そうと思っていたのだ。

僕らが10代、20代の頃に比べれば、時代の変化のスピードは恐ろしく早くなった。
今のところ、その変化の要因は、「インターネット」と「スマホ」という、その二つによるところが大きいだろうと思う。
雑誌や本が売れなくなって、多くの書店や出版社も廃業に追い込まれている。
イラストレーターとして生きて行くのは、今まで以上に厳しいことかも知れない。
さまざまな業種や職種が、時代の流れの中で衰退したり、時には消滅したりしていったように、同じままではいかないだろう。

でも、自信はないけれど、一時期強烈に感じた「やっていけなくなる恐怖」や、先々への不安は、最近は僕の中ではちょっと後退している。まあ、なるようになるだろう、なんとか生きていけるだろう、とわりと開き直って考えられるようになった。

いいものを描けば、まったく誰にも必要とされないというようなことはないだろう。と思う。たぶん。
仮に、イラストで食べていけるだけの収入レベルではなくなったら、どこか働きに出て、なんでもできる仕事をすればいい。そうして、空いた時間を使ってイラストを描き続けていけばいい。
売れても売れなくても、体が動く限りは、絵を描き続けていくことは出来る。それは間違いのないことなのだ。
それに、多くの人たちが、そんな風にして作品作りを続けたのだ。絵や、音楽や、あるいは小説だけでは食べていけず、なにかの仕事をしながら制作を続けた、というほうが、ごく普通のことのように思う。
どういう状況でも、自分のペースで続けていくことが大事なのだろうと思う。

一番良くないのは、不安や恐怖や思い込みにがんじがらめに縛られて、目の前のイラストに集中できなくなること、描くことを楽しめなくなることだと思う。そういう精神状態に陥ってしまうことを、ぼくは一番恐れる。
よく言うことだけれど、自分の最大の敵は、やはり自分自身なのだ。
日々一人で向き合わなければならない仕事なだけに、実感として、経験的に、そう思うようになった。

なんだか久しぶりに、だらだらと長々と書いてしまった。
そうそう、今日、44歳になった。44歳になった今日、思うことを書いてみた。

出来る限り良いイラストを描くことに集中していくこと。
余計な心配事はとりあえず横に置いて。
どんな時でも、自分を見失わずにやっていけたらと思う。
なによりそれが一番じゃないかと。

 

 

 



オフィス:AkihisaSawada イラスト・デザイン室
澤田 明久
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