チッソが多いイモは美味しくない
こんにちは。三澤です。
イモ類の野菜は、茎や葉の生長が止まってくると、イモが本格的に肥大を始めます。
種イモやツルなどを植えて栽培栽培するのが一般的で、種イモには多くのタンパク質や糖、ミネラルなどが含まれ、初期にはその養分を使って成長します。
イモ類の肥料の効き方(ジャガイモ・サツマイモ・サトイモ・ジネンジョなど)
葉が大きく生長してから肥大を始めるイモタイプは、初期の肥効を高めて、光合成力を高め、大柄で厚みのある葉をスムーズに展開させることが大切です。
しかし、イモの肥大が始まる頃には、チッソは地上部を維持できる程度まで切らせるようにします。
チッソがいつまでも効き続けると、イモが大きくならず、葉ばかりが成長を続ける「ツルボケ」が起こります。
また、チッソが多い生育では、美味しいイモになりません。
チッソは生育の前半だけ効かせ、イモが大きくなり始める頃には。生育を維持する最低限まで切らしていくことがポイントです。
よくある間違い/肥料は深いところにまく?
よくある間違いは、肥料を深いところに与えることです。
たしかに、イモは土の中、深いところに出来ますが、肥料を吸収する根は、イモの位置より上なのです。
そのため、元肥で与える肥料は、深さ20㎝程度のところまでに与えれば十分です。
吸収根のない深いところに肥料を与えても、根は吸うことが出来ません。
また、イモが肥大していく場所にチッソ肥料があると、皮が傷み、病気や腐りにつながります。
土の影響を大きく受ける
土の中で育つイモ類は、土の影響を大きく受けます。
イモ類は土壌病害虫も多く、良いイモ作りのためには、植え付け前の土づくりがなにより重要です。
これには、太陽熱養生処理を行うことが非常に効果的です。
イモ類の追肥
イモ類では、ナガイモ、ジネンジョを除いて、基本追肥はしません。
ただし、砂質土などで、肥料が流れやすい土壌では、生育状況に応じて追肥を行うこともあります。
ミネラル肥料
イモ類が蓄える栄養は、光合成でつくられる炭水化物そのものです。
光合成をしっかり行うためには、他のタイプの野菜以上に、しっかりとミネラルを与えることが重要です。
それではまた。
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