葉菜類の育て方/短期間でスピード収穫!初心者でも上手に育てやすい
こんにちは。三澤です。
ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクなどの葉菜類は、植物のライフステージの初期に収穫するため、栽培期間が短いのが特徴です。
ほとんどの葉菜類は暑すぎる季節は苦手ですが、春から秋の遅くまで、種まき出来きる期間が長く、初心者でも栽培は難しくありません。
葉菜類を良く育てるには、初期生育を良くすることがなによりのポイントです。
初期から葉をどんどん出させるように、圧倒的なスタートダッシュが決め手になります。
そのためには、元肥としてチッソ分の多いアミノ酸肥料と、必要十分なミネラル肥料を施すことが大切です。
栄養生長を続けさせ、子供(実)を残す前に収穫する
葉菜類は、人間でいうとまだ大人になる前の「栄養生長」の段階で収穫する野菜です。
野菜は全般に、チッソ分が切れて、炭水化物が貯まってくると、子供を残す「生殖生長」へと生育を転換していきます。
実を残す方に養分を使うようになるということです。
葉菜類は栄養生長の途中、生殖生長に移る手前で収穫します。
肥料が切れ始める頃に収穫すると、葉や茎に残ったチッソ分(硝酸態チッソ)が減り、美味しく栄養価も高い野菜が収穫できます。
基本、追肥は必要ない
栽培期間の短い葉菜類では、基本追肥は必要ありません。
逆に、チッソ分が多すぎれば、味を落としてしまうだけでなく、病気や害虫だらけになります。
ただし、根から一度に抜いて収穫してしまうのではなく、シュンギクや空芯菜(くうしんさい・またはエンツァイ)、ミツバのように、摘み取って繰り返し収穫していく野菜では、収穫の都度、追肥を行なっていきます。
ミネラルで栄養たっぷりに
ミネラル肥料をよく効かせると、糖分、ビタミン類も多い、栄養たっぷりな美味しい野菜が育ちます。
また、豊富なミネラルがあると、消毒や農薬なしでも病害虫に強い野菜を栽培することが出来ます。
葉菜タイプは生育期間が短いため、まだ芽の小さい最初のうちからしっかりミネラルが効くよう、元肥でしっかり入れましょう。
ミネラルが豊富にあると、光合成がさかんになり、甘味のある野菜が収穫できます。
土は乾燥させないこと
土を乾燥させると、伸びが悪くなります。
土は、いつでも少し湿った状態にキープすることで、地上部も根もよく育ちます。
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