土の中にできる根菜類はなにより土作りが大切
こんにちは。三澤です。
土の中で根を太らせていくニンジン・ダイコン・ゴボウ・カブといった根菜類は、土に潜んでいる病害虫の被害を受けやすくなります。
スムーズに、健康に根が伸びるためには、なにより種まき前の土作りが大切です。
ふかふかで、団粒構造の発達した土づくりと、栽培前にあらかじめ土壌病害虫を抑えておくことが成功のポイントです。
とくに、秋の種まきが中心になるダイコン、カブなどの根菜タイプは夏の準備が肝心。
太陽熱養生処理をするには最高のタイミングです。
ビニールマルチの中の温度は50〜60℃以上にもなり、土中の病原菌、害虫や害虫の卵、雑草の種子の多くを死滅させることができるため、その後の野菜の生育が格段に良くなります。
根菜類の肥料の効き方(ニンジン・ダイコン・ゴボウ・カブなど)
ゴボウを除き、根菜類は追肥なしで育てるのが基本です。
根菜タイプは、チッソ肥料が切れて葉の生長がゆっくりになってくると、根の肥大が本格的に始まる特徴があります。
この時期に必要以上にチッソが残っていると、光合成で作られた炭水化物がカラダを大きくすること使われてしまい、根が十分に太れません。
ダイコンやカブでは、先端がとがったり、スが入ったりします。
スタートダッシュが大切
生育初期に葉の枚数を早く、多く確保し、地上部がしっかり出来てからチッソが切れてくる生育になれば、大きくて肌のきれいなダイコンやニンジンを収穫することが出来ます。
よく育てるためには、元肥で十分なミネラル肥料を入れる必要があります。
初期にミネラルが不足すれば、光合成を十分に行うことが出来ません。
とくに、カルシウム(石灰)とホウ素が不足すると、根の表皮が柔らかくなり、土壌病害虫の被害を受けやすくなります。
カリは「根肥」とも呼ばれ重要なミネラルですが、一方で、多すぎると裂根になることがあります。
根の呼吸に関わる鉄も、不足しないように注意が必要です。
それではまた。
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