お願いしている設計士さんが作ってくれた新居の模型。
去年の9月に自分で図面を書き始めたものの、さんざんあれこれ考えた末、このままでは気に入った家にならないという結論になり、12月からある腕のいい方にお願いをしてました。
やっぱりしょせん素人(当たり前だけど)。
本やハウスメーカーのプランを参考にして、平面的にはいくらでも好きなように考えられるし、CADも多少使えるんだけど、断面図となるともうお手上げ。
描いた家が本当に住み心地のいい家なのか、外構との関係をどう考えたらベストなのか、全体的なことを検討していくと、やっぱりプロに任せた方がいいということになった。
初歩的なところに「今さらか」という感じで戻ったわけだけれど、考えた期間や、頭を悩ませながら住宅関係の本を読み漁ったことは、無駄ではなかったとは思う。
この過程がなかったら、設計士さんにお願いをするという選択には行かなかっただろう。
住宅メーカーや工務店にほぼお任せになり、間取り的なことや設備的なことについて希望を言うという程度に終わってしまっただろうから。
この部屋はもう少し広い方がいいねとか、この設備があると便利だよねとか、外見的にかっこいいとか悪いとか。
でもその家が、本当にその家族にとって良い家なのか、生活スタイルにあったものなのか、ということを考えていくと、決してそんな表面的なものじゃない、はずだと思う。
建築って、自分や家族の人生そのものを設計するのと同じぐらい、奥深くて楽しいものなのだ。そして疲れるものなのだ。だから、建てがいのあるものになる。
そういうわけで紆余曲折し、完成予定時期もずれ、今年夏には完成だったはずが、12月の予定になった。自分で考えていた時には、47坪〜50坪ぐらいの家だったものが、35坪ちょっとのシンプルなものにおさまった。
面積が小さくなって建築費が抑えられたかというと、そういうわけでもない。
まったく変わらないか、少し高くなってしまったぐらい。まだ最終的な見積もりが出ていないので、はっきりとはわからないんだけど。広さではなくて、僕らなりのこだわりが増した家になったと思う。
左は、僕の書斎部分。
日々、イラストの仕事をしていくことになる場所。
6畳ちょっとの部屋なので、そんなにすごく広いというわけでもないけれど、屋根の部分まで天井のない空間で、開放感はある。
緑に塗った部分は作り付けの机と、壁面を囲む書棚。
書棚の上は、ちょっとしたロフトスペースになっている。
模型で見るとこんな感じ。
模型では、机面だけが作られていて、この上に棚が数段つき、周囲を取り囲む予定。
机部分は、奥行き80センチ、幅3m。
大きい机スペースは長年の憧れだった。
送られてきた資料も、指示書も、これでゆっくり広げることが出来る。
今、棚に入りきらずに、部屋のあちこちに積み上げられている本も、作品ファイルも、見本誌も、すっきりと収まるはず。
本に囲まれた、まさに仕事する部屋。作品を作っていくための、僕の秘密基地。
家ができて、借金もできる(汗)
張り切って、良いイラストを描かなくちゃ。
お父さん、とにかく頑張れ。
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