
1995年公開の映画、岩井俊二監督、中山美穂主演、「Love Letter」をアマプラで観た。
井上新八さんの本、「時間のデザイン」で、この映画のことが紹介されていたのをふと思い出して、観たくなったから。
映画「Love Letter」について/感想
婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出すと、来るはずのない返事が返って来る。。
それをきっかけにして、彼と同姓同名で中学時代、彼と同級生だった女性と知り合うことになり…
手紙というアナログな手段で過去と現在が交錯し、風化してしまった記憶や感情が動きだしていく。
映画では中山美穂が一人二役を演じています。
中山美穂、今さらながら、本当に素敵な女優さんだったんだなとまず感激。このとき彼女は25歳。
手紙を読むときの微笑、記憶に触れたときの沈黙、表情一つで繊細な感情を語る演技、どれも素敵だなあとあらためて思う。
豊川悦司演じる秋葉は、ちょっといい人過ぎない?と思うくらい好人物でした。
「手紙」という形で、ていねいに言葉を選び、思いを綴ることは、今ではほとんどなくなってしまったし、僕も誰かに手書きで手紙を書くことなんてほぼなくなってしまった。でも、手紙ってやっぱりいいものですね。
思いを込めて、時間をかけて、せっせと手紙を書く。便箋や封筒、ボールペンや万年筆はどれがいいか、インクは何色がいいか、そんなことをあれこれ考えて選ぶ。
内容もだけれど、手書きの文字や、選んでくれた封筒や便箋から、相手の存在や思いが伝わってくる。
僕の20代後半くらいまではギリギリまだそんな時代でした。当時つきあっていた女の子に、よく手紙を書いていたことを思い出します。
ちなみに、中学生時代を演じる酒井美紀、柏原崇は、ドラマ「白線流し」の雰囲気そのままで、ほんとに懐かしかった。彼女たちが登場するとは予想もせずに観たので、感激ひとしおでした。
ネットで調べてみたら、「白線流し」は「Love letter」公開の翌年、1996年放映。ほぼ同じ時期です。
温かくて切なく、心地よい余韻がじわーっと長く残る、そんな映画でした。
いい映画でした。観られて本当に良かった。
自分自身の過去への手紙を読んでいるような、そんな気持ちにもなりました。
それではまた。
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