女性向けイラスト、ファッションイラストを中心に制作しています。雑誌、広告、WEBイラスト制作など。長野県在住。

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恋するイラストの描きかた+その周辺
AkihisaSawadaイラスト・デザイン室

タブレットできれいな線を引く裏技的方法 #15


wacom タブレット
このあいだ、ブログ「恋するイラストレーション」にもちらっと書いたけれど、タブレットの替え芯のストックがなくなってしまったので、いくつかまとめて注文した。

どうすればタブレットできれいな線を引けるか?

これは、僕にとって長年の切実な課題で、プロとして仕事をするようになって何年もたった今でも、相変わらず試行錯誤しつづけている。

脳で思い描いたとおりに、思い描いたとおりの場所へ、思い描いた通りのカーブで、美しく、すっすっときれいな線を引く。

タブレットで気に入った線が描けるかどうかは、僕にとってとても大事な問題なのだ。

 


① ペン先を変えてみる

僕が使っているタブレットはWacomのintuos 4で(2015年1月現在では、5が最新ですが、4と5のペン先は共通)、「ハードフェルト」を使っている。

標準でついているツルッとしたペン先でも描けないことはないのだけれど、少しすべりすぎる。
思わぬところまで線が行きすぎてしまいやすい。

引っかかりのある「ハードフェルト」が、僕は描きやすい。

いくつかの種類のペン先が出ているので、あれこれ試してみて、自分のスタイルに合ったものを選ぶと良いと思います。

 

② 裏技的方法。タブレットの上に、コピー用紙を敷く。

やったことのない方は、是非一度ためしてみてください。

タブレットに紙を置いて大丈夫なの?と思うかもしれないけど、コピー用紙程度の紙なら、筆圧の感知レベルも落ちない。

僕も初めてこのやり方を知った時には、ちょっと目から鱗が落ちるような気持ちだった。
 

タブレットに紙を敷くと、通常のツルツルしたペン先でも、紙に鉛筆で描くのとほぼ同じざらざたとした感触で描くことができる。

タブレット独特の書き味になじめずにいる人には、まさに晴天の霹靂というぐらいの違いがあります。

紙をマスキングテープでしっかり固定して使っている人もいるけれど、僕の場合はただそのまま紙を置く。

トレース作業をしているわけじゃないので、紙がずれても、特に問題がないから。
 

それから注意点として、紙を置いて描くと、摩擦が大きいので、ペン先の減りがものすごく早くなる。

ゴシゴシとベタを塗ったり、消しゴムをかけたりすることもあるし、すべて紙の上でやると無駄に減りが早くなるので、紙はいつでも置いたり取ったりできる方が良いと思う。

ちなみに僕はいつもは紙を置かずに、そのまま普通にタブレットに描いています。

ちょっと気分を変えたいときや、どうしてもうまく線が引けない時なんかにだけ、時々この方法を使っている。

 

③Photoshop、またはPainterで描く場合、回転機能を使う

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単純に身体的な問題として、引きにくい角度の線があります。

そういう時は、回転機能を使って引く。

ただ、全体のバランスが見えなくなってしまうので、ある程度あたりをつけておいてから描いた方が良いです。

 

④ どうしてもうまく引けない場合、まず形そのものがちゃんと取れていないという可能性が高い。

線の美しさ以前の問題として、形がちゃんと取れていない場合がある。

そういう時は、線だけにこだわってちまちまと修正を繰り返していても意味がないので、面で取ってみるようにするのも良いと思う。

面を塗りながら色で形を整えてみて、バランスを確認する。

なんど描きなおしてもうまくいかなかったものが、面で見てみると、意外と簡単にその原因がわかったりします。
⑤ 姿勢を変えてみる

描く時の座っている姿勢そのものも、大きく関係しているので、これを直すことが早道である場合も多い。

基本的には、ペンを持つ手に余分な力や緊張を加えないように、腕に体重がかからないようにしたほうがいい。

体を腰でしっかり支えられるように、いわゆる姿勢のいい状態が良いと思います。
 

ただ細かな部分を調整する時には、指先に神経を集中するため、腕をホールドする意味で、ある程度体重が乗っていたほうがいいかもしれない。

描く角度によって、姿勢を変えてみるのも良いと思う。

ちょっと姿勢を変えただけで、急に描きやすくなったりするのはよくあることなので、煮詰まってきたら、いろいろと試してみるのが良いかと思います。

 

きれいな線を引くことについては、他にも書き出すときりがないわけだけれど、
デジタルとは言っても、タブレット上で手を動かして描くというのは、作業的にはアナログで身体的なものだから、基本的には、とにかく繰り返し練習することしかないです。
 
それから、あまり神経質にこだわりすぎても、結局あとで見返してみると、全体的な印象にはあまり影響がないことも多い。
あんなにこだわって描いたはずの線も、時間がたてば、自分自身ですらわからなくなる。

多少線がよれていても、作風によっては、そのゆるさが生きてきたりもする。
このへんは、「なにが良い線か」という根本的な問題になってくるのだけれど。

その人の個性や作風、みんなそれぞれに違う、ということになるかと思う。
こう言っちゃうと身も蓋もないといえばないんだけど。
 
ようはバランスの問題だと思うけれど、線にあまりにもこだわりすぎても効率が悪いし、それだけで全体が良くなるというわけでもない。
しかしそれでも、「神は細部に宿る」。

 

というわけで、タブレットできれいな線を引く方法について、いくつか書いてみました。

線については、また別の記事でも触れていきたいと思っています。

 

それではまた。

 

Wacom ペンタブレットオプション 替え芯 Intuos4用 ハードフェルト5本入り ACK-20003

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