女性向けイラスト、ファッションイラストを中心に制作しています。雑誌、広告、WEBイラスト制作など。長野県在住。

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恋するイラストの描きかた+その周辺
AkihisaSawadaイラスト・デザイン室

楽しい本の読み方/自分で栞ひもをつける。自由にメモをとる #008


トルストイ「アンナ・カレーニナ」楽しい本の読み方、ということで、非常に個人的なひとり遊びの世界ではあるんだけど、普段、僕が本を読むときの方法を紹介してみます。

ポイントは、「自分で栞(しおり)ひもをつける」こと、「自由に、好き勝手にメモをとる」こと。
主にはその2つ。

本を読んでいると、栞がいくつも欲しいことがありませんか?

読みさしの途中にはさむのはもちろん、あとでもう一度読み返してみよう、という引っかかりのページにはさんだり。

古典、名作文学の文庫や、しっかりとしたハードカバーの本には、たいてい栞ひもが一本ついているけれど、ついていない本も結構ある。
それから、一本じゃなくて二本も三本もついていたらいいのになと思うことも、僕の場合はよくある。

紙の栞だとどこかになくしてしまいやすい。特にベッドで読んでいるときなんかは、気づくと下に落ちていたり、布団にまぎれこんでしまっていたりもする。はさんだはずのページがわからなくなる。
そういうわけで、自分で栞ひもをつけてしまう方法。

20140224_02_img利用するのは、東急ハンズで売っている栞ひも。
僕はAmazonで買っています。250円で、一つの袋に結構たくさんの紐が入っている。
一本一本が長いので、好きな長さに自分で切って使います。

 

20140224_03_img今回、「アンナ・カレーニナ」にはもともと一本ひもがついているけど、分厚い文庫ではあるし、読み返すことも多いので、自分で三本追加してつける。

袋から出したひもを、ちょうどいい長さにハサミで切る。

 

20140224_05_imgカバーを開き、背の部分にひもを挟み込む。

カバーには、全体に糊をはって、本体とぴったりくっつけてしまいます。

こうすると、カバーがぼろぼろになったり、帯が外れてどこかに行ってしまったりすることがない。
僕はだいたい本を買ってきたその日に、しっかり糊で貼りつけてしまう。
少々荒っぽい読み方をしても問題ない。

 

20140224_06_img

完成するとこうなります。
もともとあった栞ひもと合わせ、計四本のひもがついた。

「アンナ・カレーニナ」は、古くはレーニンが自分のバイブルとしてすり切れるまで繰り返し読んだという話があるけど、たしかに面白い。
こんなすごい小説はほかになかなかないと、個人的に思っている。折りに触れて、何度も読み返している本。
(二十年前に買った物はボロボロになってしまったので、一度捨てて今回買い替えた)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

20140224_07_img

そして本を読む時には、見返しの部分に、自由にメモをしていく。
気になった文章、台詞、シーンなど、ページ番号をつけてメモを取る。
読み終わる頃には、メモだらけになるけど、自分がどこに引っかかったのか、どこをいいと思ったか、もう一度読み返してみたいと思ったときに一目瞭然でわかる。
自分専用の目次みたいなもの。
特に、時間がたてばたつほど、このメモが生きてくる。

 

20140224_08_img

そして、本文には赤線を。
赤以外の色は特に使わない。
特別重要なところじゃなくても、話の要点とか、気になったパラグラフ、センテンス、キーワード、人の名前など、どんどん線を引いていく。

読み終わった頃には大量の赤線が引いてあり、今度はその赤線の箇所だけを読み返せば、それがそのまま、その本のダイジェストみたいになっている。
「アンナ・カレーニナ」は新潮文庫で上・中・下巻と三冊。一冊がそれぞれ600ページぐらいある長い小説だけど、その赤線だけ読み返せば、短時間で何度も通して読むことができてしまう。

こうやってメモを取ったり線を引いたりしていると、ずいぶん時間がかかるだろうと思われるかも知れない。
しかし実際には、以前と比べて2倍〜3倍は読むのが早くなった。
読みながらポイントを探すクセがついているので、文章を追う目の速度自体が早くなっているのだと思う。
それにぼんやりと読んでいるよりは、頭もそれなりに使うので、大事なポイントが記憶にに残りやすい。
あとで「あれはどこに書いてあったんだっけな」という時も、メモを見ればすぐに探し出すことが出来る。

一つのテーマについて、いくつかの本を比較、検討するという時には、この方法はとくに有効だと思う。
読んだそばからほとんどすべて忘れてしまったり、記憶や印象に残らなかったり、要点を引き出せない読み方ばかりだと、なにかを積み重ねたり、考えを深めていくということは難しい。
これは、イラストを描くことにも関係してくる。
仕事として日々描いていく中では、常に新しいことを勉強していかなくてはならないものだし、学んだことをうまく生かし、積み重ねていくための、自分なりの方法が必要になると思う。
勉強も描くことも、すべて継続が大事になってくるわけだが、継続をうまく蓄積していくための良い方法、システムがあると、日々の仕事の困難さも、多少は耐えやすいものになる。

というわけで、現在僕が気に入っている読書の方法でした。
参考になる部分があれば、試してみてください。

 

 

"楽しい本の読み方/自分で栞ひもをつける。自由にメモをとる #008" に4件のコメント

  1. いや~、深い読書です!
    栞を複数つけるなんて思いつきもしませんでした!
    いつも強粘着のポストイットでペタペタしてるんで^-^;

    本への愛情が分かる記事でした^-^

  2. AkihisaSawada

    >かめぴよさん
    コメントありがとうございます。
    栞ひも、たくさんつけるとなかなか便利です。
    お気に入りの本は、僕はあちこちにはさんでおきたくなります。

    赤線を引くのもおすすめですよ。
    長い小説ではとくに、全体の構造的なものが後ですっと腑に落ちてくる感覚を楽しめます。
    ああそういうことだったのか、と。
    良かったら試してみてください。

  3. MIYUKI

    こんな方法があったのか!
    感心して早速amazonにて栞紐購入~
    ヨガの分厚い本と、これから頑張ってみようと思っているハーブ栽培の本に
    施してみました!
    とっても便利です。ありがとうございます!

  4. AkihisaSawada

    Miyukiさん
    旅行に出てまして、コメントのお返しが遅くなってすみません。
    さっそく買いましたか (^O^)
    便利ですよね。僕はこの栞紐が必需品になっています。
    楽しい本の読み方、またご紹介します ^^

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