女性向けイラスト、ファッションイラストを中心に制作しています。雑誌、広告、WEBイラスト制作など。長野県在住。

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恋するイラストの描きかた+その周辺
AkihisaSawadaイラスト・デザイン室

一年を振り返る_モレスキンのノートを整理する #007


モレスキンノート今日は12/30日。2013年も残り2日。
朝のうち、燃えるゴミを捨てて洗濯機を回し、部屋を掃除した後、コーヒーを入れて机に向かう。本当は今日も仕事をするつもりだったが、昨日までに思ったより仕事が早く進んだため、今日から年末の休みに入ることにした。

机に、いつも使っているモレスキンのノートを広げる。
今日明日の二日間は、ゆっくりとノートを見返す時間にあてることにする。
この一年で、約2冊のモレスキンを使った。

僕のノートの基本的な使い方は、いくつものノートを使い分けないというシンプルなものだ。一冊のノートにひたすら時系列に書いていき、終わったら次のノートに移る。
思い浮かんだアイデアや、仕事に関係することのほかに、一日の予定や、備忘録的なこと、日記、イラストのスケッチなど、なんでも書きとめていく。
時々、撮った写真をピックアップして貼付けたりもする。

外に出るときには、ポケットに入るサイズのメモ帳とボールペンを入れておき、自宅に戻ったら必要なことだけこのノートに移す。手で書き写す時もあるし、メモ帳を破ってそのまま糊で貼ることもある。

ノートの後ろ側のページには、インデックスを作る。あらかじめページ番号をふっておき、主なポイントを目次として書き出す。パソコンと違い、手書きのノートの欠点は検索性が悪いということだが、こうしておくと、なにがどこに書いてあるかがすぐにわかる。

それに、ある程度の検索性の不便さは、逆に実は、ノートのメリットでもあるのだ。
パラパラとめくっていると、いろいろなことが目に入る。
何度も見返すということがノートの一番のポイントだと思う。

見返すことで、あるものは記憶にとどまり、ある問題については、時間をおいて何度も考える。
気づいたことは余白に追加で書き込みをし、少しずつ考えの視点を増やしたり広げたり、深めたりしていく。
そうやって、数日前に途中まで考えて中断したことが、時間の経過の中で変化し、積み重なっていく。

そういう”見返す”という意味では、デジタルよりはアナログの方が、圧倒的に優れていると思う。
僕も毎日、かなりの時間を仕事でパソコンに向かって過ごしているわけだが、ノートだけはアナログがいい。
パソコンに作ったファイルは、増えれば増えるほど見返さないことが多くなり、自分がどんなファイルを作ったのかさえ、時間がたてば忘れてしまう。
チェックしていくには、フォルダの階層を深く、広範囲にたどっていく必要があるが、デジタルでそういうことを長時間やるのは、身体的にストレスでもある。
それにパソコンのファイルは、必要がなければ見返さない、本来”目的的”なものであると思う。
日々の日記には目的なんかないものがほとんどで、そういう意味でもアナログに向いている。

そして手書きのノートは”物”として、目に見える形で本棚にある。
日々の記録が、そういう風に蓄積され、形として増えていくのを見るのは、なかなか気持ちのいいものだ。
ハードディスクが壊れて消失する心配もない。

日々の記録を見返していると、時にはそれらが自分を深く慰めてくれることもある。
自分は毎日をただ無為に過ごしているわけではなく、何かを積み重ねようと、自分なりに日々努力して、生きて来たんだと思うことができる。自分の外に必要なものを見るのではなく、内面にあるものを振り返ることが出来る。
自分が今どこにいるのか、どこからどうやってここまで来たのか、それらを記しておき、あとで振り返ることが出来るということは、時にはとても重要なことなのだ。

結局、ノートや手帳をどう使うかということは、日々の習慣の問題であり、生き方の問題であると思う。
人によってもちろんパソコンでもいいわけだが、ようするに自分のスタイルの問題である。
自分にとってふさわしく、良い習慣は、良い結果につながると僕は思っている。

たしかアリストテレスも同じようなことを言っていた。
人格は行動の総計であり、行動は習慣の総計である、といったようなことを。
わざわざアリストテレスを持ち出してくることもないわけだが、僕もまったく同感である。

どんな芸術家でも、職人でも、科学者でも、あるいは優れた会社員でも、自分なりの習慣を守って仕事をしていくものなのだ。
生み出す結果が独創的なものであっても、毎日の仕事の手順は驚くほど同じことの繰り返しであるはずだと思う。

僕にとってのノートは、自分を自分からぶれないようにつなぎとめておくための、僕なりの一つの方法なのである。

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